迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。
それは2007年・夏から。四十路半ばにして、失業、手術~入院(しかも痔!)という 「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な不運を経験。それ以降、日々日常の中で、時に前向き、時に自棄な出来事たちを紹介しています…。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「痔ろう退院後記」④

 9月18日、退院してから2度目の通院。
医師に、あの緑がかった黄色い分泌物のことを尋ねたところ、あれは「たんぱく質」とのこと。
傷口が治るために出てくるようだ。
そして酸化すると、上記のような色になると教えてくれた。


 翌19日は、前日便通が無かったのでこの日は朝から出るかと思っていたが、今度は便がまた硬くなっているようで、ウンコが肛門から頭を出してくれるものの、そこから先が出ない!
先週も1回あったが、肛門近辺にずっと残糞感が…うー、不快感。
何度便意が襲ってきても同じだ。
(この日は10回くらいトイレへ入った。)
 これ以降も便のある日と無い日とがあり、排便する瞬間は緊張する。


 21日には、外出先ではじめての便意が襲いきた。
幸い新宿で、人と待ち合わせだったので、近くのデパートまで行きトイレへ入る。
しかし、例の「ガーゼセット」を剥がすのに手間取ってと、外で初のトイレへの緊張もあってか結局ウンコは出ずじまい。


 この週になると痛みは和らいできて、排便後のトイレットペーパーをあてる時に「ヒリヒリ」する痛みがつらい程度へと変化していた。
分泌物(=たんぱく質)も量は少なくなったが、まだ毎日出る。
出血は排便後にトイレットペーパーに少量見受けるくらいだ。
 ようやく治りつつある感覚を自覚できるようになった。(ホッ)


 続く。

 


スポンサーサイト

「痔ろう退院記」③


 退院から1週間後に初の経過観察通院に行く。
肛門外側が排便時に深い傷のように痛むと医師に伝えるも、向こうの立場からすると別に当然のごとく「そう?まあ術後だからね。でも経過は良好ですよ。気になる痛みもあと1週間くらいで治りますよ。」との事。


 さて、ここから1週間分の経過は、と言うと。
一言で言えば「牛歩快方」という感じである。(笑)
確かに良くはなっているのだが、一日ごとに昨日と比べてどうかというとそんなに変化はない。
しかしながら5日くらいたつと、やっぱりちょっとは良いかな?という感じ。
 この頃の症状は、
 ①深い傷のような痛みが、浅くでもちょっと範囲が広がった痛みに。
 ②分泌物が、あおっ鼻のような黄色に近い緑がかった色に変化。
 ③出血は少なくなったものの排便後などにはまだ見受けられる。
という変化具合である。


 そしてこの週の末のこと。
排便時、ウンコがやわらかくない!
それほどデカくないし太くも無かったが、練りもののようなウンコを肛門が切ってくれない。
肛門の絞る力が弱くなっているのか…?
いまだに力むのだけは怖いので、便が自然に出切るのを待つが、どうも途中で止まってしまい。
肛門の付近にモロ残便感がある状態で、仕方なくトイレを出る。
すると暫くしてまたトイレへ行きたくなる。
結局この日、3度も排便。
(肛門は当然痛いです!)
 で、その翌日はウンコが普通に出てくれそうだった。
その通りいい感じで出始めたら、やおら下痢に。
下痢は良くないんだってば…。
 と、まあ排便との闘いはまだまだ続くようだ。


 続く。

「痔ろう退院後記」②

 さて、退院翌日に今までで最高の「痛み」を経験して気落ちしていた。


 退院翌々日の9月5日から退院後初の通院まではと言うと、布団は敷きっぱなしでほとんど毎日を横になって過ごす。
 痔でケツが大変なことになっていようと、求職活動の身。
布団の上にパソコン、SPI問題集や本などをを持ってきて、寝た体制や「女豹ポーズ」で(?!)毎日チェックする。
これが結構、筋肉や筋に負担がかかる。


 もちろん排便時は痛いままである
一番辛いのが、肛門外部の手術後の傷口に便が付く時!
傷口が術後経過2週間くらいでは、ウンコの力には全く太刀打ちできず。
何か、深度のある切り傷に菌が付着して激痛を発する感じだ。
 排便後はというと必ず、
痛みを堪えてトイレットペーパーを肛門に当て、
痛みを堪えてウォシュレットを最弱の状態から調節して当て、
痛みがまだちょっとは残っている状態でシャワーで流し、
しみるのを我慢して風呂に入る、
と言う作業を繰り返す。
これら一連の作業を行なうと、痛みがかなり和らいでくる。
が、ウンコするだけで、これだけ手間がかかるので面倒だ。
 しかし、これらを繰り返す中で多少は肛門に優しいと思われる知恵もつく。
その発見を記すと、
①ウォシュレット、シャワーは後ろからより前が良い。
 (これは私の痔ろうのあった位置にもよるかもしれない。)
 なので、ウォシュレットは「ビデ」を使用すると痛みが半減した。
 シャワーも前から男性器の下辺りから肛門へかけると楽だった。
②湯船の中で水流を起こす。
 それは前にも書いた「腰を前後にチャプチャプ動かす」からの発展。
 空のシャンプー容器に風呂の湯を入れ、湯船の中で肛門に向けて押す。
 すると細い水流が肛門へむかい、ピンポイントで心地よい刺激を与える。
と言った感じです。


 それと、難儀なのがガーゼセット。
20cm×10cmの長方形のガーゼをお尻の割れ目を上から覆うように貼るのですが、まずその位置は意外とほぼ寝ている生活でも「動く」のです。
なので留めているテープが引っ張られてすぐ取れる。
 こちらはまだまだお尻から血や女性の生理のような分泌物がどんどん出てくるのでガーゼがずれてパンツが汚れるとその都度パンツを履き替えないとならなくなる。
なので、ガーゼセットの固定は重要なのです。
 続いて、そのガーゼを留めるテープ。
ケツが敏感肌なのか、テープを張ったところがかゆい、かゆい!
しかも取る時が痛い。
挙句、かぶれたか掻いたかの痕が付く…。
もう尻っぺた傷だらけ…。
 なので、伸縮性のあるテープや肌に優しいテープなどを割高ではあるが購入。(画像参照)


 よくあるパターンでは痔ろうが悪化して激痛・高熱で我慢しきれずにやっと病院へ行くというのが多いが、私の場合、痔ろう発覚時はさほど痛くも痒くもなく、手術時及び直後は特に痛くもなかったので、ここに来てこのタイミングで痛さ、痒さ、面倒臭さを思うと、身体を良くするための手術が「やっかい」を招いた気になり、想いのぶつけどころも無く、ストレスが溜まる一方の退院後1週間であった…。


 続く。


  

テープ色々

失業給付、及び「元気があれば何でもできる」


 痔ろうネタの箸休めに。
とは言いつつ、この仕事に関する話(失業や求職活動のネタなど)も「痔ろう」と並んでネタがあればどんどんアップしてみたいなと思っております。


 今日は、第3回目の失業認定日。
朝からハローワークへ行く。
前回がちょうど入院日で、退院翌日に行った。
なので20日分の給付になる。
そして、次回が最後の失業給付金となる。
ヤバイ!そろそろ決まってくれないと…。
この「痔ろう入院」で何だかんだ1ヶ月近くを無駄遣いしてしまった。
 先日受けた二次面接が上手く通ってくれますように!(パン、パン!)
何分、四十路半ば、しかも今までやってきた仕事も割りと特殊な業務というか業界なので一般的な社会に当てはめられるものも少ない、という事もあり、なかなか大変である。
で、本当は一番やっかいなのが自信を喪失しているところ…。
 それでも働かないと食っていけないし。


 そんな時、自分に喝を入れるとともにフラットな気持ちにもなれるようにつぶやく言葉がある。

それは「元気があれば何でもできる!」である。(笑)
もちろんこれはアントニオ猪木氏の口癖である。
でもね、ちょっとマジに思うんですよ。
「気」と言うのがよく人生や運命を左右するみたいに言われますが、そうだなぁとたまに思ったりもします。
 それを前提の話。
「元気」って「元の気」だから気がフラットな状態。
だから「1」とか「プラス・マイナス0」とかっていう状態。
「元気」ってものすごくパワフルな状態みたいに思うけど、「気」が活発なのは文字通り「活気」。
逆に弱ってる「気」が「病気」で、気が病んでいる状態。
 だから「元気」を出すのはフラットでいられる事、自然体でいられる事。
無理をしていない、変に力を入れていない。
だから「0や1なら何でもできる」という事。
あとちょっと自棄(やけ)な感じもいい。(笑)
元気をもうちょっとだけ前進させられたら…それがきっと「勇気」なんだろう。
またも猪木の言葉で言うなら「踏み出せばその1歩が道となる」ってところでしょうか?


 勇気を出すことにまだまだ躊躇してしまう小心者ですが、元気なら前向きに考えられるようになりたいな、と思っています。


 続く。

「痔ろう退院後記」①退院翌日

 2007年9月5日水曜日、10日ぶりの自宅での起床である。
昨夜も、寝そうになると何度か脱力した肛門の筋肉が「キュッ!」と無意識に閉まり、その都度「ビクッ!」となった。

 起きてみても特に良くなった感触などはない。
リビングのイスに座ると心なしか痛む気もする。
病院では低反発素材のドーナツ型クッションがあったが、やはりあれはお尻に優しいものだったと改めて思う。
 本当なら退院翌日なのでゆっくり寝ていたいのだが、こちらは失業者。
現在失業保険受給期間中である。
実は入院中の8月28日に失業認定日だったが、入院中のため退院後にこの分の失業認定を受けなければならない。
別に後日でも大丈夫だが、少しでも早く給付金も欲しいところなので、頑張って今日行くことにした。
28日に入院していたことを証明するための領収書、失業認定申告書など必要なものを用意していた。

 すると、便意が。
トイレへ入り、用を足す。
 
「痛ぇーーーーーーーッ!!!!!」
今までで最高の痛さだ!!
ウンコが肛門を通過する段階でまず痛みを感じる。
続いて、排出するために肛門を窄めるとさらに痛む。
窄んだ際、ウンコが肛門の外側に付くのだろう。
それが激痛だ!
慌ててウォシュレットですすぎ流そうと温水をそこへ当てるが、それがまた
痛い!
今度はトイレットペーパーをあてるが、痛い
 もう汗だくで、額から床に汗がボタボタ落ちる。
しばらく便座に腰かけ様子を見るも痛みは治まらず、さらに第2波が押し寄せる!

 
「あ゛~~~~~~~~~ッ!!!!!」
もう、肛門地獄絵巻である。(?!)
痛みに耐えながら、トイレットペーパーとウォシュレットをあてる。
トイレを出てもしばらく動けず、意味不明に「痛い!」「痛てッ!」「う゛~っ!」などと大きな声を繰り返し出すばかり。

 とりあえず、風呂場へ行き、浴槽に残り湯があったので沸かし直す。
その間にシャワーで肛門をゆすぐように当てるがやっぱり
痛い!
今度は沸かしている途中の湯船に入るが、入ったときもまだ痛い
しかし入った時は痛かったがしばらくすると痛みが落ち着いた。
それはちょうど子供の頃転んで膝などを擦り剥いて出血などした日の風呂のように、入った時はしみるように痛いがそれを過ぎると痛くない、あれと同様だ。
もともと痔には風呂が有効だということもあり、先ほどの地獄の痛みが緩和されると天国な気分に変わる。(笑)
 落ち着いたところで、湯の中で腰を前後に動かして出来る水流で肛門をゆすぐようにしていると、ウンコカスのようなものが湯の中に現れ、また気分が凹む…。
 風呂から出て、医者から出ていた「強力ポステリザン軟膏」をガーゼセットのガーゼに塗って、それをお尻に貼る。
 そしてハローワークへと出かけた。


 ハローワークで手続きをし、呼ばれるのを待っている間のこと。
何か肛門近辺で細かい泡が「プチ、プチ、プチ…」と立っている感じがする。(?)
あたかも、カニの口が泡噴くような感覚だ。
なんじゃ、こりゃ?
中途半端に肛門がくすぐったいのと、不安で気が気でない…。
 しばらくすると自分の名がよばれてカウンターで説明と確認。
すると、8月からの支給額が法改正で@¥7,100を@\7,070に引き下がりましたとのこと。
「はぁ?ふざんけんじゃねぇよ!」と心の中だけで思った。(小心者の自分は口では「え~…」が精一杯だった。)
一通り終了し、ハローワークを後に。

 
 帰りに「低反発ドーナツ型クッション」を買おうと思い、東急ハンズへ行く。
クッション売り場でそれを見つける。
\1,800足らずで売っていた!
病院にもあった、よくある白いやつは5,000円台~7,000円台もするのだ。
それに比べると一回りほど小ぶりなようだが、カラーバリエーションも豊富でおしゃれというか可愛いというか…痔でない人の家にあってもおかしくない感じだ!(写真参照)
 このクッションを購入した頃、肛門が泡を噴いている感覚も収まっていた。


 帰宅後、ガーゼを取って見てみるが特に問題は無かった。
この日も夕食を摂ったあと入浴を終え、床に着いた。
しかし、明日以降も排便時が憂鬱だ…。


 続く。
  
ドーナツ型クッション


「痔ろう手術・入院記」⑪退院日

 はじめに、昨日書き忘れた事を。
 就寝時にベッドで横たわり、眠りにつくために身体が脱力すると、肛門の筋肉もリラックス状態に入ります。
そうすると、急に肛門が「キュッ!」と閉まり、鈍痛を感じるのです。
それは、肛門の筋肉の緩急が自分の意識と関係なくおきるので、ベッドに横たわっていると突然に肛門「キュッ!」で身体が「ビクンッ!」みたいな感じで(笑)、しばらくは寝そうになる度にこの症状が起こり、ちょっとだけ閉口しました。
(これはその後も数日間続きました。)


 ここで、肛門の「痛み」というものに関して説明すると、私の場合は2つのパターンがありましたので記しておきます。
1)いわゆる傷的な痛み。
 これは、肛門の外側が感じる痛みで、排便後のトイレットペーパーやウォシュレット時に「しみる      (=するどい痛み)」感じです。
2)肛門内の痛み。
 こちらは先述の肛門の収縮時に感じる「鈍痛」。
 おそらく肛門周囲の筋肉とかに感じるのでは?と思います。

 
 いよいよ退院日。
合計10日間の入院生活でした。
病院をAM11:00目安にに出ることになっています。
しかし、肛門の不調感はさらに増長してる感じがする。
まず日課の朝の検診後、朝食。
その後、医師の診察を受けて退院という流れです。
医師が見る限り「良好です。」と言ってくれたが、こちらは肛門の不調を覚えてから日に日に(少しづつではあるが)不調感が増してる気がするので心中不安である。。。
 とりあえず荷物をまとめて、精算のため2件隣にあるコンビニでキャッシュを引き出す。
ガーゼセットのガーゼだけ(テープは買わず)を3個購入して、全精算をしてもらう。
ちなみに手術・入院の総額は\91,520でした。(ガーゼセット、テレビカード、コインランドリー等は別)


 たよりなげな足取り(苦笑)で帰宅。
家に着くと、近所のおばあさんが玄関で母と井戸端会議中。
ご近所の挨拶も、作り笑いのままに家に入り、荷物をばらした。
 しばらくは自宅療養でおとなしくしておこうと思う。


 続く。

「痔ろう手術・入院記」⑩退院前日

 いよいよ明日退院だぁーーー!
などと、元気に退院したいところだが、相変わらずの出血とウォシュレットが痛むというかしみる。
むしろ昨日、一昨日よりもひどい気がする…。
 とにかく安静に過ごすばかりなり。


 先生にも「この出血とウォシュレットが痛いくらいなのが辛くて。入院中、今日が一番辛いんですけど。」と伝えるも、
「ガーゼを取っているからね。ちょっと我慢のし時だねぇ。来週くらいには症状も大分良くなると思いますよ。」と励まされるほども無く、説明されて終了。
内心「え~、応急手当とかないのかよ~。」と思いつつも気の小ささからそれが言えずに診察終了。


 明日の退院は午前11時頃予定だ。
午前に診察もあるのでとっとと就寝。


 続く


「痔ろう手術・入院記」⑨手術後6日目

 順調だった「痔ろう手術LIFE」に翳りが差した昨日。
一夜明けて、状況が落ち着くかと思いきや、やはり痛い…。
 普通にしているぶんには痛みはほとんど無いが、やはり排便後の「トイレットペーパー」と「ウォシュレット」が痛む。
特にウォシュレットが痛いというのが「痛い」。(って意味わかっていただけるでしょうか…。笑)
 痛いぶん出血もあり、何度か紹介した黄ばんだような茶色っぽい体液もまだ出続けているので、ガーゼセットがさらに汚れる。
またこの染み出してくるものたちがガーゼセットをも浸透し、あるいは留めているガーゼセットがずれたりすることにより、パンツが汚れるようになった。
これが結構、精神的な打撃にもなる。
なので、これ以降毎日院内のコインランドリーで洗濯が日課となった。


 右のお隣さんが昨日退院したと思ったら、この日新しい入院患者が右隣のベッドに入ってきた。
 この新しいお隣さんは、10年ほど前にも痔ろうでこの病院に入院した経験のある方でした。
なので、もう医師に対しても信頼しきっていて「前回は、はじめてというのもあったし、結構痛くなってから診てもらったんですけど、今回はもう“あ、まずいかな?”って思ったときすぐに診てもらいました。」と言っていた。
 ここまで入院先を「病院」と書いてきましたが、正しくはここは「医院」なのです。
院長自らが肛門科医として治療にあたっている。
積極的に詳細な説明をする感じの方ではないが、そのぶん職人的な感じもある。(こちらが聞けばちゃんと答えてくれます!)
なので、自分の仕事がすべて評判になるので、いい加減なことはなく、やはり評価は良いようだ。
余談だが、ここの退院患者には「卒業生」と称して「同窓会」(=入院経験患者の交流会もやっている。)
 このお隣さんが「ここの先生は確かですよ。」と言ってくれたことで、痛みだしたことで凹むばかりの気持ちが少しだけ楽になった気がする。


 夕食時、今まで入院患者に積極的に話しかけてくれるご老人の入院患者の方が明日退院だと教えてくれた。
 色々と話を聞いた。
この方、御年80歳で10月には奥さんと船の旅に出るという。
もともと船の技師をしていたこと。
今の奥様は3度目の結婚で、過去2回の結婚とも死別になってしまったこと。
etc…。
 どうか末永くお元気でいて下さい。


 夕食後の入浴時も昨夜と同じ状況だった。
1日経てば少しは落ち着くかと思ったが、状況は相変わらず。
ため息をついてベッドに入った。

 続く。

「痔ろう手術・入院記」⑧手術後5日目~肛門の逆襲

 まず最初にお礼です!
今、カウンターを見たら<104>になっていました!
自分、ブログって初めてなので機能も充分理解しないまま、やっている状態です。
なので、リンクとか多方面にこのブログの宣伝とかもしておらず、ましてシモの話や人に言いにくいものをネタにあげているので、知人にも一切教えていないのです。
挙句、文章力も無く。。。
にも拘らず、100を突破したなんて!
自分が3割くらいとしても、あとの7割の方ご来訪ありがとうございます。
ただ迷い込んだだけの方もいらっしゃるとは思いますが(苦笑)、もし読んでいただいて何か皆様の中に少しも役に立つ部分がございましたら幸いでございます。
 ありがとうございます!!


 ほとんど眠れずに迎えた6日目(術後5日目)の朝。
 多少、目がしばしばした感はあるものの、普段とそれほど変わらずに過ごす。
いつものように朝の検診、いつものように朝食。
 朝食時にいつものように患者同士の談義で、この日、同日に入院された右お隣さんが退院すると言う。
この方はPPH法という、直腸内壁をぐるりと切り取り、そのまま360度縫い付けるという銃型の画期的な機器で手術をした。
(ただし保険が利かないので30万円ほどの支払いになるとおっしゃっていた。)
やはり身体への負担が少ないのか、仕事などの都合か、6日間の入院生活である。
果たして自分はいつ退院なのだろう?と思っていたら、患者一番のご老人が、自分や患者一番の若い方に「あなたたちはもう退院日出たの?」と尋ねてきたので、私は「いや、まだ正式には。ただ、入院する時点で最長10日間ってなっていたので、10日なんでしょうかねー。でも、こんな良好なら少しくらい早まらないかな?」と答えた。
若い方も「そうですね、10日だと自分は9/3の月曜ですかね…。」と。
するとご老人「聞いてみればいいじゃないですか?」
若者(とは言え30歳くらいですが)「え?何かそういいうの聞いて教えてくれるんですかねぇ?あの先生。」
 どうやらこの方、麻酔が効かなかったのか、手術中にもろ激痛を感じて叫び声を上げたところ、医師に「静かにしなさい!」と怒られたらしく(でも、それってあんまりだよね…苦笑…いや笑っちゃ失礼ですね)、先生に対してちょっと怖いイメージがあるようです。
 とりあえず私は今日の診察時にでも訊いてみよう。


 入院して最初の2日はほとんど食事なしだったし、酒や間食をしない毎日なので、この入院で少しは体重が落ちるかな?と思っていた。
ところが、こんなに3食きっちり食べる日々は何十年ぶりな上、運動もしていないので、1キロほど体重が増えていた。
 そこで昨日の差し入れの『Tarzan』の特集が体脂肪コントロールだったので、病院のベッドでも出来そうなものを試してみる。
 意外にちょっとした動きでも肛門に刺激が来る。
普段だったら全然そんなこと意識しないが、肛門って実は縁の下の力持ち的な存在だと改めて感じる。
 なので、いつどういう動きに肛門が刺激されるか判らないので、むやみに動かず、そのままパラパラと読み続ける。
 すると、便意を催したのでトイレへ。
痛くないとは言え、やはり排便時は緊張する。
用を足して、拭いて、いつものように弱めにウォシュレットと…。
ボタン、ON!
「シューッ」
「痛てっ!」
赤字で書いているくらいなので、入院中初の“痛み”として感じるものだった。
実際は「しみる」感じである。
ウォシュレットを最弱にし、へっぴり腰で、再トライ。
やはり肛門の右側に痛点がある。
そしてトイレットペーパーを当てて見てみると「血」がはっきりと付いている。
 何かいつもこうなんだ。
今までも、人生で順調に行ってると後半で必ずしっぺ返しが来る。
快調な術後生活に翳りが差してきた。


 午後の診察。
まずは排便時の痛みと出血を伝える。
「どれどれ。あー、ガーゼがちょっとだけ浮いているんだね。手術痕もきれいに出来てるし、このガーゼ取りましょう。中途半端に付いた状態も良くないので。ちょっとだけしみるけどねー。」と医師。
「あ、はあ?はい…。」と力なく答える私。
内心、「“ちょっとだけ”って、どんだけーっ」と焦っていた。
どこのガーゼがどう付いていたのか判らないが、痛みもなくそのガーゼは剥がされた。
それと退院予定日を尋ねると、「んー、4日の火曜だね。」との事だった。


 夜、入浴時。
ガーゼセットを剥がして見ると、今までのうっすらと付いていた血と代わり、はっきりと血がついている。
ただでさえガーゼセットを見る度にブルーな気分になっていたが、より一層気分が凹む。
 肛門にシャワーを当てるとやはり痛みがある。
もうへっぴり腰で、ちょっとでも痛点にシャワーがあたる度に腰が浮く。
はた目に見ていたら、相当情けない動きだったに違いない。
「痛てッ!」
すると、5mmほどの赤いかさぶたがシャワーの勢いによって剥がれたらしく床に落ちた。
「う~、いてぇ」と口走り、湯船に浸かることにした。
一瞬ちょっとだけしみたが、全然大丈夫である。
ラッキー!(この「風呂に入る」と言うか、「湯に浸かる」行為は、後々も痛みを和らげてくれる唯一の方法となるので本当に良いです。)
 風呂を出てバスタオルで身体を拭く。
尻もいつものように、無理のない浅い位置の割れ目部分を拭くと、結構な範囲で血が付いている!!
 ヤバイな、と思い尻の間に二つ折りにした2枚のティッシュをはさみ、着替えてベッドに戻る。
 すぐにガーゼセットを装着するためはさんだティッシュを取ると、血で真っ赤だ。
不穏な感じが心の中に充満する。
 とりあえず、とっとと寝よう。
今日は誘眠剤も出たので、それを飲み、すぐに眠ったのだった。


 続く。

「痔ろう手術・入院記」⑦手術後、3日目・4日目

 前日に、手術後初排便を無事に終え、予想外に快調ぶりの入院生活である。


 しかし、やはり辛いこと、痛いこと、滅入ること、はある。
 まずは、前回にもちょっと書いた「ガーゼセット」。
ひとつは、毎日結構な量の「オリモノ(?)」が出て付着するので、見るたびに滅入る。
その上、場所がら動いたり擦れたりでずれたり、テープが剥がれたりする。
もちろんその度に直すので、これが面倒くさい。
 そして裏腿・内腿に貼ったテープを剥がすと意外に痛い!
なので、便意が来るたびに便座に腰掛けようと、このテープを剥がす際に慎重にゆっくりと剥がすので、せっかくやって来た便意がこの間に遠のいてしまうのである。
 また、換えるとは言えテープをずっと貼ってるので敏感な腿がとてもかゆい!
結構掻き傷が出来た。
 それと、痛くはないと言いつつ、座ったときにお尻を軸にして座る向きを変えたり、左右それぞれの臀部に体重の軸を移動させたり、あとやはり立ったり座ったりする時に意識的にゆっくり行なわないと肛門部に変な力が加わり痛みを感じる。
 あと、くしゃみや咳、嘔吐っぽい生理現象は肛門の筋肉に結構来ます! 
 それと個人的には点滴が嫌でした。


 3日目の昼食後に入院患者同士で話をしていた際、入院患者の中で一番若い方との話しで昨夜入浴時に見た黒い糸が何か判った。
 私は気が小さいので手術詳細を医師に聞かなかったし、ここの先生もどちらかと言うと自ら細かい説明をしないほうで、いわゆる職人気質なタイプの医師である。
腕も評判も良い。
なので、この患者さんから手術後の傷をどうカバーしているのかを聞く。
 で、黒い糸。
痔ろう手術の痕にガーゼを当ててゴムで縛って止めるらしいんです。
(どういう状態なのか今もってよく判らないですが…)
その時に、そのゴムに何のためか良く判らないが、糸をくくりつけ肛門の外に出してあるとの事。
どうやら術後の便宜上の理由によるものらしい。
そしてそのガーゼが傷に痛みを感じさせない役目を果たしてる。
(実際、それが有ると無いとの雲泥の差を後に感じることになる。)
それで、ガーゼとゴムは傷の肉がくっ付くと己ずと取れて出てくるらしい。
ん~、判らないけど良く出来ているものだ。


 3日目も無事に過ごし、4日目に。
 この日は家族が見舞いに来てくれた。
差し入れに雑誌を2冊、『GONKAKU』と『Tarzan』。
プロレス・格闘技好きな私に考慮して買ったのだと思う。
ありがたい。
暇つぶし用に文庫本2冊と求職活動用にSPI問題集を持って来たが、ちょっとした時間用に雑誌も欲しかったところだった。
 家族もこちらの順調ぶりに驚いていた。(笑)


 そしてこの日の夕方の診察の際、毎日、就寝前に服用する「便を柔らかくする薬」、「誘眠剤」の2つを出してくれるのだが、「誘眠剤」が出なかった。
「もう必要ないってことなんだろうな」と思い、こちらもそのままで夜を迎えた。
 そしたら、眠れない!
いつもなら22時過ぎには寝てしまうのに、この日は2時くらいまで眠れず(またこんな日に限って両隣のイビキがすごいんだ)、寝たと思ったら2時間足らずでまた起きるというのを数回繰り返し、次の日の朝を迎えた。
 「順調に来てたのに、今回“だけ”はちょっと参ったなぁ」などと思っていたが、まさかこれが今後の恐怖の日々のプレリュードになっていたとは、この時点では知る由も無かった…。


 続く。

「痔ろう手術・入院記」⑥手術2日目~ついに便が!

 手術後、「麻酔切れによる痛み」もなく、手術翌日の「便通」もなく、不安要素が解消されつつ、ここまで来た。


 手術2日後の8月28日。
 両隣のステレオいびき攻撃をものともせず良く眠れました。
朝の検診でも体温もまた36度台に落ち着きなかなか良い感じ。
 しかし、便意が来そうな来なさそうな感覚が、朝から感じられる。
なんか、便がしたいのか?おならがしたいのか?はてまた手術後の血か何かが肛門から出たがっているのかのようで何とも落ち着かない。
朝から緊張が走る。
そしてかなり出そうな気がしてきたので、朝食時に催すのも嫌だなと思い、意を決してトイレへ行く。
 個室に入り、お尻に貼ったガーゼセット(注:画像参照)を取ろうと「ベリ、ベリッ」と剥がしはじめると、「痛てッ」…手術中にも感じたのだが、自分は裏腿が敏感なようでガーゼを止めていた紙テープを剥がすと腿の裏側が痛い。
ガーゼセットを取り恐る恐る見ると、昨夜と同様で血液がうっすらピンク色に付いていて、ほとんどは体液の黄ばみ~茶色がかった汚れだった。
 そのガーゼセットとの格闘で便座に座ると、便意がどこかへ行ってしまっていた…。
実はこの「ガーゼセット」が意外と面倒で、こののち退院後の今もちょっとばっかり「やっかい者」となるのです。


 その後も落ち着かない肛門周りが気になりつつ過ごしてていたら、朝食の時間に。
 朝食を食べていると、便意が降り始めてきた。
落ち着かないまま朝食を詰め込み終えると、再びトイレへ。
緊張しているのか、便意を感じつつも出てくれない、と言うか出せない感じ。
しばらく便座で様子を見るも断念してベッドへ戻る。
 ほどなく点滴タイム。
ここまで順調に過ごしている中で、一番嫌なのが、一番痛いのが、結局この点滴を入れる時。
便意を気にしながらも点滴が打ち終わるまで横になる。
だいたい35分くらいで終了。
 点滴後、持参したMDを聴きながら(今の時世にMDというのが我ながら笑える)、本などを読んでいると、再び便意が!
ここでつらいのが、便の前に屁が出たくなるのが今までの生きてきた中で常だったが、その屁をしたいと思うと糞まで出そうな感覚になる。
どうやら、手術前の下剤が効いているのか、下痢の時のあの独特の肛門にキュンと来る感触がある。
 一度トイレに行くも、またガーゼセットを取っているうちに、便意収縮。
ベッドへ戻り、引き続き落ち着かない動物のように揺れながら過ごしていると(苦笑)、大きな波が寄せてきた。
“来るー。きっと来る~♪”そんなテーマまで頭の中で鳴る。(笑)


 トイレへ行き、便座に座り、緊張の一瞬!
確実に降りてきている、が、自分の不安意識が便意を止めようともしている感じだ。
汗ばんできた。
降りてきてる、降りてきてる!
意を決し、脱糞モードに。
確実に肛門手前まで来ている。
つい息が止まる。
来た!
出る!
…出る!!
緊張の振れ幅が頂点に。
あ~、出ちゃう~~!
「スルッ。」
ついに関門を突破しはじめた…。
「スル、スルッ、ドボ、ドボ…。」
手術後初のお通じが出た!
しかも、しかも…痛くない!
ちっとも痛くないってば!!(イエーッ!)
 便はやはり下痢気味だった。
そのせいもあるのか、すんなり流れ出たという感想である。
トイレットペーパーをそっと当てて、拭くというよりくっつける感じの作業を何度も繰り返し、ウォシュレットも最弱で使用。
無事に終了!
「もう、全然大丈夫じゃーん!」と浮かれモードである。
ルンルンである。(笑)


 昨日同様の午後を過ごし、夕食時間を迎える。
みんなに気を遣って話しかけてくれるご老人が今夜もみんなに話しかけてくれた。
 皆さんのここに到るまでの様々な「痔」話を聞けて入院患者同士が身近に感じられるようになっった。
おそらく他の患者さんもそう思ったはずだ。
(実際、これ以降に声をかけてくれる数が多くなった。)
 食後の団欒も終え、風呂に入る。
ガーゼセットを取ると相変わらず。
女性の生理を、オリモノを、体験している気分になる…。
脱衣所の鏡に映った自分の内腿に長めの黒い細い線を発見。
「ん?」
テープで止めると縁が粘着成分でつく跡か、何かが流れてきて付いた汚れか、と思い触ると、「糸」であった。
黒い糸である。
「…??」
不思議に思い、そっと引っ張ると、肛門が引っ張られた。
気の小さい私は、術後の自らの肛門も見ず、医師に詳細も聞かずにいたので、何故肛門から糸が出ているか全くの謎である。
怖いのでそのままにして風呂へ。
やっぱり風呂は気持ちいい!

 術後初排便が無事に済んだ今日、安心して眠れそうだ。
あ、両隣のイビキがあるか…。(笑)



 続く。


20070915135604.jpg

耳毛剃り機

 痔ろう話の箸休めに。
 実は、私マッサージ系が大好きです。
元々、背中凝り性でもう10代も終わりの頃に自覚症状がありました。
肩は40歳くらいまで全然凝らなかったですが。(正確には肩が凝っていたのですが、「肩こり」という自覚症状が無かったという感じです。)


 そんな私なので、背中の凝りを取る方法とか結構トライして来ました。
その一環もあったり、マッサージの気持ち良さから、昔から色々なマッサージも経験してみました。
今ではポピュラーな「足裏マッサージ」、「ハンド・マッサージ」、「頭部マッサージ」から果ては「睾丸マッサージ」(?!)なんてものまでトライしてきました。
 女性の間で一時期流行っていた「耳つぼダイエット」の流れから、最近は「耳マッサージ」あるいは「イヤー・エステ」といった耳に行なうマッサージ・エステ系が流行の兆しを見せていますね。


 耳のマッサージというのはまだよくわかりませんが、兼ねてからずっと憧れているのが「耳そうじ」!
 普段は、綿棒(通常の綿棒、黒い綿棒、超極細綿棒の3種を使いわけてます。)を使ってセルフ・ケアをしています。
 また、以前に「イヤーキャンドル」とか言うのも買ってチャレンジしたり(あれは耳垢がごっそり出るというのは嘘で、蝋のカスがたまるだけでした。)、「イヤースコープ」という耳の穴の中を見ながら掃除できるというものまで買い込んで見ました。
この「イヤースコープ」耳垢が取れるかと言うと、私の場合は常々いじっているので、その部分ではあまり…だったのですが、耳の中が産毛だらけ!というのがよく判りました。
 そこで、この耳の穴の中にある産毛を剃る方法は無いかと思い、女性がよく使用する眉剃り用の小さいカミソリを耳の穴の中に入れて、そっと剃ってみたりしてました。
しかし、入り口部分しか剃れないし、たまに傷つけて出血したりも…。
 なんか「山本耳かき店」なるところが耳そうじと耳毛剃りもしてくれるそうですが、ここはどちらかというと世のサラリーマン男性向けの癒し系セラピーのような意味合いの方が強く、私が望んでいるのとはちょっとずれてたかな。
 また耳の穴の中の毛を剃るための専用剃刀「穴刀(あなとう)」というのもあるようですが大人気で在庫が一切無いようです…。(すっごく欲しい!!)


 そんな中、昨日(16日の深夜)にネットで「ナショナル耳毛カッター ER402」というものを発見。
 もうどうしても試してみたくなり、無駄使いが出来ない失業者でありながらも、その誘惑に負けて購入!
AMAZONなら定価で\4,305円のものが、即日配達込みで\3,338だったので即申し込み。
 夜になって届きました!!
試してみたところ、耳たぶなどの産毛はきちんと剃れます!すごい。
耳の穴の中は眉剃りカミソリよりは剃れていますが、深度は眉剃りとほぼ同じでした。
 しかし、耳の外側の産毛も今までよりかなり楽に剃れるので、これはこれで便利な品でありました。


 最近は「みみくりん」とか「ル・タン」とか耳そうじ系エステがあったり、大田区の方に「パール理容室」という耳そうじ・耳毛剃りを行なう奇特なお店もあるようですが、皆様の中で東京で良い「耳そうじ&耳毛剃り」のスポットがございましたら是非教えて下さいませ。
 よろしくお願い申し上げます!

「痔ろう手術・入院記」⑤手術翌日

ついに「痔ろう」手術を終えた。
ここまでは、まず順調。
よかった、よかった。(笑)


 さて、手術翌日。
 6時台に一度目をさます。
そのあと寝るとも無く横になっていると、朝の検診が来た。
 あ、ちなみにこの病院の一日のスケジュールは、
   7:00 起床
   7:30 検診
   9:00 朝食
   10時台 点滴(必要な患者のみ)
   13:00 昼食
   17:00 検診
   17:30 医師による診察
   18:00 夕食
   21:00 消灯
   (また、定められた時間帯の中で入浴は自由にできる。もちろん医師から入浴可と言われた患者に限る。)
という感じである。
 朝の、体温、血圧、脈も特に問題なし。(血圧は多少低めではあるが)


 そして朝食の時間。
2Fの病室から、マグカップを持参し(お茶用に)4Fの食堂へ。
歩き方がぎこちない。
小股でちょこちょこ歩いている。(笑)
やはり肛門に少しでも負担がかからないように、と思うと、「小股ちょこちょこ歩行」になってしまう。。。
4人がけのテーブルが2組1列で、2列に作られている小さな食堂であるが、ベランダ(結構広い)の横なので明るくて気持ちの良いスペースだ。
 座り方も、おぼつかない感じで座る。
やはり座った瞬間は軽い痛みと言うか違和感がある。
でも各イスにドーナツ型のクッションが置かれていて、やはりこのドーナツ型はお尻にやさしい。(嬉)

 さあ、今日から普通に食事がはじまる。
よく「病院食は薄味でまずい」と聞くが、「美味い!めっちゃ美味い!!」
確かにこの3日間はまともに食っていないので、その影響もあるかもしれないが、食べて「おいしい」と思えることは精神的に良い。
久しぶりの食事なので、ゆっくりと良く噛んで食べていたら、周りの方々(6人ほど)がどんどんと平らげて、一人給食に食べ遅れた子供のようになっていた…。
 おいしくいただいて、でも、すぐベッドへと戻る。
何故なら、ここで次の不安がよぎっていたから。
動物の生理として「食べたら出す」が自然の摂理として成り立っている…そう、術後、初の排便を経験しなければならない。
 久しぶりのまともな食事の後、しかも私は朝食後にトイレへ行く確率は9割くらいである。
術後初排便…それは「恐怖」の一語に尽きる。
だって、肛門切った傷の上にウンコがなすり付けられて出るわけでしょ?!
それを考えるととりあえず、じっとしていて便意を催したら、すぐトイレへ行ける準備をしておかねばならない、と思ったからである。
 そうして大事に備えていたら、「点滴しますねー」と看護士さんが来て点滴を打たれる。
内心「点滴の最中に催したらどうしよう。」と不安が倍増した。
何故なら、私の今の状態は、右手に点滴が入っているので移動にはそれを持っていかねばならない。
そして股間は紙パンツを穿き、ガーゼが肛門近辺に貼られている。
便意が急激に来たら、そんな馴れない状態での排便にパニクるのではないか?と心配になっていたのです。
 でも、緊張もあってか便意は降りて来なかった。
なんか腸から肛門にかけて不穏な動きにはなりつつも、トイレへ行きたいという感じには至らないまま時間がどんどん過ぎていく。


 そうこうするうちにもう昼食!
昼食も美味しくいただきました~!
 昼食後もベッドへ直行。
横になり、ただ排便を待っていると、すっかり忘れていた尿意が降臨してきた。
そうだ!小便も早いうちに出ないとカテーテルを入れられるなんて、インターネットで読んだっけ。
すぐにトイレへ行って放尿!
無事に終了。
尿を切るための筋力を使うと、肛門周りの筋肉もちょっと刺激されのか、ちょっとだけ痛い。
 この日、私の左隣のベッドにご老人が入られたようだ。
 結局この日はただ横になって本でも読みながら、便意への恐怖と戦っていた。


 そして夕方。
午後の検診で体温・血圧・脈を測る。
体温が37.0°丁度であったが熱っぽい感じはしない。
その後、1Fの診療室にて手術後の状態を医師が診察。
「いいですね。良好ですよ。もう今日、風呂入って下さい。お尻は洗わずにシャワーで軽く流すくらいにしてね。それ以外は頭も洗って下さい。」と。
当初は術後2日目からシャワーが可能と聞いていたので、ちょっとビックリ。
しかし風呂好きな私としては大変ありがたい事だ!


 ほどなく夕食。
 夕食時に比較的前から入院されているご老人が気を遣ってくれて、私や同日入院のお隣さんにも話かけてきてくれた。
 その方は腸のポリープを取って、イボ痔の手術もするので、やや長い入院との事。
 私と同日入院のお隣さんは、脱肛と痔ろうの手術だが、脱肛がひどく、「PPH法」という保険が利かないが身体への負担も少ない最新の手術道具を使用した手術を受けたと言う。
 また、この入院患者の中で比較的若い感じの長髪に髭の男性は、当初自分らより少しだけ後に入院する予定が、25日の夜に悪化し翌日26日に病院へ来て、そのまま手術したと言う。
この男性は、手術中も激痛を感じ、手術中に叫び声を出したという。(ヒェ~~~~~~~、恐ろしい!!)
ホント、人によって、症状によって、場所によって、人それぞれだと改めて思った。
 他の方もほとんど痔ろうでの入院(併発も含む)の方々ばかり。
やっぱり痔ろう持ちは多いんですね!


 夕食後、風呂に入る。
 紙パンツを脱ぎ、お尻に当ててあるガーゼを取ると、薄い赤色の血がほんのり付いていて、むしろ黄ばんだというか茶色っぽい染みが多く付いていた。
この「染み」は、よく擦り傷を負った際に皮膚を保護するためにかさぶたの元になるちょっとべたつく黄ばんだ体液ありますよね?
あれが結構な量、出てきているような印象でした。
 そしてシャワーを弱めにして恐る恐る肛門に当て、水流で汚れを落とすように洗う。
特に痛くはない。
しかしこちらの恐怖感からか、あまり足を広げられない。
無理せずゆっくりとシャワーをあてる。
その後、湯船に浸かり腰をゆっくり前後に動かし、お湯の中でお尻をそそぐように「チャプチャプ」とさせる。
これまた良く聞いていたが、風呂は手術後の肛門には本当に快適!!
身体・頭も洗い、ベッドへ戻る。
入院日に買ったガーゼセットをお尻に貼って全て終了。
 意外すぎるほどに順調な手術翌日であった。


 と、思ったら…。
消灯後、本日入った左隣がすんごいイビキ…。
すでに右隣の方もイビキを掻くので、左右からイビキに挟まれた。(苦笑)
しかしながら、夜寝る前に飲む誘眠剤が効いてか、私も無事に眠りについたのでした。

 
 続く。

    

「痔ろう手術・入院記」④手術日

 入院日初の夜は、「腹が減ってきて眠れないのでは?」、「となりのイビキで眠れないのでは?」、「そんなことより緊張で眠れないのでは?」と小心者らしく心配したが、ちゃんと眠れた。(笑)
 最も、眠れなければその分手術中に眠れるか、と言う逆転の発想もしたので多少は気が楽になったのかもしれない。


 そして、朝になり手術当日に。
朝7:00に毎朝行なうの検診のために看護士が来た。
体温と血圧と脈のチェック。
8:00に手術予定だと言われる。
8:00近くになって点滴を入れる。
そして運命の、8月27日AM8:00。
あれ?
誰も来ない…。??
小心者が覚悟を決めて待っているのだから、「時間通りに来てくれないかい!」と内心思いながら、横になってただ待つばかり。
 入院前にインターネットで、「手術にあたり陰毛を剃る」などとあったが、それはどうなるんだ?などと思いつつ、どうもこの病院(あるいは今の手術技術から?)は剃毛の必要な無いようだ。(ホッ。)
そして約30分後、看護士さんが来て「では手術室へ行きましょうね。」と大部屋から歩いてすぐの手術室へ徒歩移動。


 中に入ると、まず麻酔(下半身麻酔)注射を打つために全裸になり(あ、脱いだ入院着を腰前には掛けてくれました。)手術台の縁に体育座りし、そのまま足を抱きかかえ身体に密着させるようにするように指示される。
続いて頭をぐっとその抱えた膝につけるようにして出来るだけ下げるようにと言われる。(よく、落ち込んだ時の代名詞のような、あの膝を抱えたポーズである。)
 すると、腰のちょっと上に位置する背中の真ん中あたりを消毒綿で拭かれ、「このあたりに麻酔を打ちますね。ちょっとチクッとしますが、動くと危険ですから我慢して下さいね。」と医師が声をかけてくる。
 ここでやっと、医師に「よろしくお願い致します」と挨拶ができた。
 で、注射。
「チクッ!」
そんな場所に注射を打つのがはじめてなので痛さより驚きの方が勝ったのか、注射の痛さは我慢できる範囲。
 そして、うつ伏せになるように言われ、麻酔が効くまでしばし待つ。
しばらくすると足が痺れ冷たくなってきた、と思った頃、医師が「じゃあ、始めますね。」と言い、手術台の両足の乗ってる部分のみが左右に「パカッ!」と広げられる。(股間部から「∧」字に両足が開く。)
恥ずかしさと緊張が入り混じる。
 そして、肛門部のところが丸くくり抜かれた手術用のシートを装着するためか、裏腿に何かテープをベタッと貼られ、そのシートを被された。
 やがて肛門を、なんかやたら突っつかれてる感じだけがするが、痛みはない。
しかし、緊張はほぐれないので、目を上へと向けると正面の壁に時計があったのでそれを見て意識をずらそうとか、自分なりに緊張と戦おうとしていた。
世話になった知人が、近々仕事上で大勝負をかけるから、「病室で祈ってください。」という言葉を思い出し祈ってもみる。(笑)
 しかし、すぐに何かの機械の小さな「パチ、パチ、パチ…」という音が鳴りだして、ほどなく異臭が漂って来る。
髪の毛が焦げた時の、あの臭いだ。
その臭いがどんどん漂って来ると同時に、あの「パチ、パチ」音と同じリズムで肛門内に刺激がかかる感覚がよく判る。
「あ、レーザーメスで俺の肛門を切り裂いているんだ…!」と思うや、「緊張マーックス!!」である。
 緊張すると大汗をかくので、一気に汗が!
特に、頭と顔からの汗が多い体質なので、もう顔が汗でグチョグチョ。
臭いを嗅いでいるとさらに緊張すると思い、口呼吸で「ハー、ハー、」と始めながら、頭の中で「何か歌でも歌ってろ」と思いつくも、すぐに何かの歌が出ず、出鱈目にただ「ルン、ルン、ル~ン♪」などと空しく愚かな抵抗が精一杯であった…。(虚)
 麻酔をはじめてから30分足らずで手術は終了。
 医師が横に来て、「大丈夫ですか?」と声をかけた。
「あ、はい。」と答えるも、医師が「どうしたの?すごい汗だね!」と言い、背中の汗を拭いてくれた。
すかさず看護士が「緊張したのよね。」と医師に代わって背中の汗を拭き始めた。
そして、医師がまた私の足先の方に移動した際に、私の足にぶつかった。
「ビリッ!!」
足が痺れた時に、足を突っつかれたりした時に来るあの強烈な「痺れ」を感じた。
麻酔は「痛さ」を止めるために麻痺させる=痺れさせるんだ、と改めて痛感。
 医師が、、「これが取ったやつね。」と小型のビーカーのような容器に入った患部を私の目の前に出して言う。
それは、親指の第一関節の大きさ、もしくは桃を丸食いして吐き出した時の果肉がついた種のような形状で、私的にはもっと薄くあるいは細く切り取るのかと思っていたから、当然ビビった。
興味があるものの正視できなかった…。
 「しばらくこの場で安静にしてもらいます。」と言われ、医師と看護士が手術の後片付けをはじめる。
被せてあったシートを取り、固定のための裏腿に貼ったテープを剥がした。
「ベリッ!!」
痛い!
不思議なもので、麻酔をしてもテープを剥がされる痛みはしっかり判るのだ。(苦笑)
そして、出血が付着したのか腿や尻っぺたなどをわりと乱暴に拭きだした。
どうやら睾丸部にも付着したのか、そのままの勢いで拭く。
「痛い!!」
ここでもまた麻酔はしても睾丸が上がるあの痛みは感じるものなのね、と痛感。(苦笑×2)
 紙パンツを穿かされ、病院の入院着を着せられる。  
 しばらくすると手術台の横に自分のベッドが着けられ、ゆっくり寝返りをうつように「ゴロン」と移動。
そのまま病室へ移動された。


 病室では、麻酔の副作用を誘発しないように、
  ①基本的に頭を動かさない。これから1時間は枕無しで寝ている事。
  ②1時間後、看護士が来て枕を入れるのであまり自分でしないように。
  ③4時間は何も口にしない事。
  ④8時間は歩かないこと、トイレ等必要な際は看護士を呼ぶ事。
と指示される。
 この時点では麻酔も効いているので何の痛みもなく、ほぼ放心状態。
2時間くらいしてから、緊張が解けたのか薬のせいか眠りにつく。
 17時過ぎに午後の検診で看護士が来る。
体温36.8°、血圧が上が80代で、看護士に「普段、血圧は低いほうですか?」と尋ねられるも、普段、血圧など測っちゃいないので、その旨告げると苦笑された。
紙パンツの脇から覗かれ出血具合もチェックしていた。
 術後、けっこう経ってるのに不思議と痛みは無い。まったく無いわけでは無いが、それは「違和感」という言葉に置き換えられるレベルであった。
 お隣さんも私のあと手術だった。
なので、検診も私の後に行なわれた。
大部屋はベッド同士カーテンで仕切られているだけなので、己ずと隣の会話が耳に入る。
お隣は、痛みがあるようで痛み止めの注射をされたようだ。
 人によって、症状によって、患部によって、まさに千差万別な感じだ。


 夕方6時台にこっそりとベッドで携帯電話をチェック。普段あまり携帯に留守電メッセージなどないのだが、この日は1件入っていた。
4Fのベランダで留守電を聞く。
 当方はこの6月末に勤務先を解雇され、現在求職活動の身。
その中で8月3日に面接を受けた会社の担当者から、「連絡下さい」との事。
正直、何も連絡が来なかったのでNGかと思っていた。
それがいきなり連絡が来た…。
「何っ!よりにもよって手術の日に…ついてない…。」と思った。
だって、術後で気が動転している状態だし、この事でせっかくの「機会」を逸してしまうようであればそれはあまりに哀しい。
とにかく一旦病室へ戻り、その会社の連絡先のある持参した手帳を持って再び4Fベランダへ行き、電話してみる。
 「はい。○○です。」と向こう側。
私「お忙しいところ恐れ入ります。▼▼と申しますが、△△の★★さんいらっしゃいますでしょうか?」担当者「もしもし。」
私「あ、先日面接を賜りました▼▼です。その節はありがとうございました。」
担当者「あ?あー、大丈夫?」
私「え?」
担当者「ね、大丈夫なの?」
(今回の入院の件は家族とごく一部(4人)の者しか知らないはず。)
私「あ、あのう…私の状況をご存知なのですか?」
担当者「いやね、今日何度か携帯に連絡したけど繋がらないから自宅に電話させていただいたんで
    すよ。」
私「そうだったんですか、誠に申し訳ございません。」
担当者「そうしたらお母様が出て何か言い辛そうにして、で、どうしたの?」
(母が入院した事だけ伝えたようだ。)
私「実は、誠に恥ずかしいのですが痔ろうで今日手術したところなんです…。」
担当者「痔? なんだ、痔か~!はは、私も経験者ですよ!!」
私「あ、ご経験があるのですか?」(ちょっと気が楽に。)
担当者「よかった。お母様の感じとかから、もし何か大病や事故だったらと思っちゃって。」
私「重ね重ね、申し訳ございません。それで何か私の方で…。」
担当者「あの、状況が状況ですから、良くなったところで一度連絡下さい。またお話を伺いたいので
    ご足労いただきたいものでね。」
私「ありがとうございます。今日、手術したばかりで退院日が決まってないもので、決まりましたら一
 度ご連絡させていただきます。」
担当者「はい、それで結構です。お大事にね!」
私「ありがとうございます!!」
 やった!
ネガティブ感一杯のここんとこの心持ちだったが、一筋の明かりが差してきた感じである。

 
 PM 19:00。
夕食なのだが、手術後なので、食堂ではなくベッドにて、具なしのコンソメスープ、りんごジュース、ほうじ茶、の飲み物ばかり3種類。
腹が減ると困るので、スープとほうじ茶をゆっくりといただき、りんごジュースは後で飲むように取っておく。
 薬は、抗生物質、痛み止め、誘眠剤、胃薬の4つを服用。
 消灯は21:00。
だが、テレビをカチャカチャとチャンネルを変えつつ、りんごジュース飲みつつ、過ごすと不思議と夜9時台なのに眠くなってきたので、この勢いのまま眠りについた。


 続く。
ps)これを書いている間に便意が…。ううっ。

「痔ろう手術・入院記」③入院日

 2007年8月26日(日)、ついに入院日。
この日は、ロールパン2個とミネラルウォーターだけを摂り、正午に病院へ入る。
 この病院は日曜日も診療しているので、入ると数人の患者がロビーにいた。
しばらく待つと入院受付開始。
まず、必要な書類と内金¥50,000を提出、また「ガーゼセット」なる術後の必需品を購入。(\800で、10cm×20cmの短冊形の薄型コットンをガーゼで巻いてあるもの15枚に点滴などを止める医療用紙テープ1個がセットされている。)
そしてその受付事務のスタッフの方に院内を案内される。建物は4F建てで1Fが診療室、2Fが入院大部屋、手術室、ナースステーション、3Fが入院個室、4Fが食堂とベランダである。
 まず、自販機で売っているテレビ用のカードとイヤホンを購入しておく。


  自分のベッドに戻り、用意されていた下剤を飲むように言われる。
下剤は飲み物で、麦茶などを作って入れておくような半透明のビニール?プラスティック?のような2リットルの容器にたっぷり入っている。その下剤を1時間30分ほどかけて全部飲み干すように言われる。
思わず「ゲッ!」と小声が出る。
とりあえず飲み始める。以外と美味い。(笑)
アイソトニック飲料系の味。
荷物を持って汗だくだったり、昼飯がわりという感じでもあり、思いのほか良いペースで飲めていく。
 飲んでいると、看護士さんが来て、今日以降の段取りの説明やら検診やらを始める。
まずは本日検視カメラで直腸検査をすると言う。
そのためこの下剤を飲み干し腸の中のものを出して欲しいとの事。
1時間ほどかけて飲み干し、4~5回は排泄するそうだ。
腸から出るものがほぼ無色透明の水のようなものになればOKで、それでも、出切らない場合は浣腸をすると言う。
浣腸は抵抗があるので、ペースを上げて下剤を飲む。(しかし、ペースを上げることが便を出し切るというわけでは無いのだが…。苦笑)
 大部屋なので、隣のベッドの方の話なども普通に聞こえてくる。
ベッドに乗って右隣にあたるお隣さんもどうやら本日入院のようで、私が受けた説明と同じ内容を話されていた。


 意外とトイレへ行きたくならないな、と思っていたが、そのうち腹がギュルギュルと鳴り出す。
便意を催したので第1回トイレへ。
最初は普通の便が出たが、すぐに下痢便が出る。
まだ下剤は残っているので飲み続ける。
2回目のトイレでは、出る出る!自分では排泄終了かという感覚になってもまだまだ出る。
何か、腸というより背骨の脊髄から勝手に流れ出すような(?!)イメージで出てくる。
3回目ともなるとかなり薬で強制的な便意となる。
そこですぐトイレへ行くと満室!
「ワオッ!」とあわてて1F待合ロビーのトイレへ向かうがこの数十秒に薬が肛門を刺激するーーーーーーっ!
4回目のトイレへ行こうとしたら、丁度、看護士さんとすれ違い、トイレの回数を訊かれ「4回目」と答えると、「終わったら流さずに見せて下さい」との事。
仕事とは言え、もう馴れたのかもしれないが、人のウンコを見るなんて大変な仕事だ。
こちらも見せたくはないが…。
ほぼ、水に近い状態に小指の第一関節ほどの大きさの便が2個ほど。
「これで大丈夫かな?」と思って看護士に見せるも、「まだちょっとカスが残ってる状態ですね。浣腸しましょう!」との返答。
「あ~、やっぱ浣腸されるのか…」とプチ・ショックな状態の中、ベッドで手際よく浣腸される。
「すぐにトイレへ行きたくなると思いますが、すぐ出すと入れたお薬だけが出ちゃうので3分くらいは我慢して下さいね。心配でしたらおトイレに座っていただいても良いですよ。」と言われる。
 比較的、忍耐力のあるほうなせいか、3分我慢できた。
ここでも終わったあと看護士さんに見せてOKが出る。


 そして直腸内視検査へ。
 実は、今年の6月に人生初の人間ドックを受けて胃カメラを飲んだのだが苦しい苦しい!
今度は肛門からカメラが入り直腸をグリグリされるのかと思うと気分は落ちていく一方だ…。
まず腸の感覚を鈍らせる薬を注射される。
そして内視カメラが肛門に挿入される。
入ったばかりは、大したことない。
しかし、ある程度奥へ進むと痛いというより直腸の中から押されるような圧迫感があり、いやーな感じで不快である。
思わず目をつぶり歯を食いしばると、検査医師から「痛いですか?」と声が。
面倒くさいから「はい。」と言うと、検査医師と看護士さんが珍しいという感じで「そうですか?もうちょっとで終わりますから」という感じのことを言われた。
目の前にモニターがあり見れるようになっており、「きれいな腸ですね」などと言ってくれるが、小心者の私はそんなの見ると更に不快度が増すと思わず見なかったが、一瞬、薄目を開けて見たら、モニターにはウンコが映ってる…。
 検査も終了すると、睡眠剤も注射に入っていたのか、ベッドに戻ると寝てしまった。


 無事にその日の工程が終了し、19時に食堂にて夕食。
明朝に手術なのでロールパン2個に蜂蜜とスープ(具なし)とお茶というメニュー。
 食事後ベッドに戻り、同じく今日入ったお隣さんに挨拶。
50歳くらいの方で痔ろうと脱肛をもう15年くらい我慢していたという。
やはり、今日入院で明朝手術と、私と同じ工程だ。
最後にお隣さんが「わたし、イビキがすごいのでご迷惑おかけすると思いますが…。」と。
しまった!隣人のイビキという事を想定し忘れていた…。(苦笑)


 そして風呂に入り、就寝。
いよいよ明朝に手術である…。



 続く。
(このブログのアップってどうして指示通りにやってもきちんとアップできないだ??!!)
                             

「痔ろう手術・入院記」②入院まで

 さて、2つ目の病院でも「痔ろう」であることが判明した事で、気分は凹んでいく。                                                            しかし、ここは腹を決めて、「もう、手術しかないならやっちまえ。ただ、手術はどんななんだ?術後は?費用は?」という事で、再度ネットで多くの方の体験記などを読んでみる。
 人によって、医師によって、様々であったり、すわ保険が利かない?、再発もよくある?など不安な面だけが記憶に残ってしまう。
小心者の哀しい性である。                                                                                    

 そもそも「痔ろう」は別名「穴痔」といわれるもので、肛門内部(直腸との境あたり)に雑菌がたまり、肛門腺などへ入り、膿がまるで蟻の巣のように身体の中へと進んでいく症状。これが進むとガンへと変貌を遂げる。痔でよく耳にする「切れ痔」や「イボ痔」とはまた違う、「痔」の中でもやっかいな種類なのです。
 もともと便意を催すともうすぐに脱糞直前!へとなる体質なので、思い起こせば、20代の頃から冬の寒い日に急いでトイレに入り、出そうとすると肛門に「ピシッ!」と小さな亀裂が入り、いわゆる軽い「切れ痔」を何度となく経験した。
また痔ろうになりやすいタイプに下痢にすぐなる人というのがあるようで、私の場合、よく下痢気味でもあった。
痔ろうになる要素はあったのだった…。


 そして、8月12日に再度通院。
この日、もう入院の日取りを決める。
この日に採血も行なう。
3本ほど。(小心者ゆえ当然見てません。)
7日~10日の入院を考えて欲しいと言われる。
また少しでも出費を避けたいので、大部屋への入院で見積もりを出してもらったところ、おおよそ9万~11万円をみて下さい、との事。
もちろん健康保険が利く。
(ただ、疾病保険等の生命保険には入っていなかった。ちょっと後悔。)
その場でベッドが一番早く空く8月26日入院、翌27日に手術と決める。
手術の同意書、入院に必要なもののリスト、入院前日(つまり25日)の注意書などをもらう。
 夜、家族にその旨を伝える。(私の場合、未婚なので母と妹に)                                    また、この入院中に失業認定日があるので、事前に失業認定を後日に
ずらしてもらう手続き、ジョックセンターという再就職支援施設での定期的な就職相談を受けているが、しばらくその動きを保留扱いしてもらうなどの手続きも行なった。
 そして最近退院したばかりの知人から教えて貰ったのだが、手術・入院などの高額治療費になるものは70歳未満であれば「健康保険限度額適用認定証」というのがあり、これは入院の日に出すと負担額が軽減されると聞き、加入している健康保険組合から取り寄せる。
                                                  


 入院前日の注意に「食事は朝から3食とも、うどん、おかゆ、ロールパン、の3種のみ。飲み物は固形物が入るものと牛乳以外なら何でも可。」となっていたので、朝食はロールパン、昼夜は稲庭うどんを食す。
 さあ、いよいよ明日は人生初の入院だ…。                                                                            

 次回に続く。

 

9.12(きゅう・てん・いちにぃ大激震?)

 「痔ろう手術・入院記」の続きは、明日にでも。
(痔ろうネタも含んだ今日の日記)
                                
 今日は某会社の2次面接日。
しかし朝から土砂降りで気分がやや萎え気味。
 その上、起床と共に便意が。
痔ろう手術後において排便は常に緊張と痛みと清潔との闘いである。
昨日、退院後はじめての通院で、使用している薬のこれからの分をもらった。
幾つかの薬の中に、排便を楽にする=便を柔らかくする薬がある。
今までその薬は1回につき1錠服用だったが、今回から1回に2錠になっていた。
痔ろうの敵は下痢なので、あまり薬が効きすぎてもよろしくない。
服用するのは就寝前のみ。
なので今朝、起床するやいなやのトイレでは下痢になってないことを願いつつ排便をはじめると、「…?!」全く違う。
何が違うかというと、ものすごく固い便が降臨しようとしている。
下痢も良くないが、固い、太いのもヤバい!
こちらはまだ肛門の手術痕がくっついてないのだ。
何とか頑張って出すものの、全てを出すのは無理だ。
まだ、残便感が残ったまま終了。
朝食後、すぐにその残りが刺激され、2度目のトイレ。
でも先ほどと同じで多少は出てくれたが、明らかにまだ直腸に残っている。
ここでもギブアップしてトイレから退散。
そしてその後40分ほどして3たびトイレへ…結果は同じだった。
もう肛門が悲鳴を上げている。痛てぇ~!
                                
 そして、昼になると同時に面接の支度をはじめた。
もう乗る電車もネットの路線情報で調べて決めたので、テレビをつけてつい見入って、出るタイミングがずれたりするのが嫌で、テレビもつけずに準備。
なので、自分の国の総理大臣が辞意を示したことも知る由もなかった。
日本が大変なことになった頃、私にも大変なことが起きた。
あと20分後には出発するという時、4度目の便意が!
悲鳴を上げている肛門に4度目の排便は地獄だ!しかも、これから2次面接なのだ!しかも窓に大雨がぶつかる音がする…。
心が折れてきたまま、トイレへ…。
が、しかし!しかしだ!奇跡は起きた!!
昨日まで同様の柔らかい便が出てきてくれたのだ!
しかも量も出る出る!!
急いで、ウォシュレット、シャワー、腰湯(排便の度、この作業をするのである。)、そして軟膏とガーゼを肛門にセットして家を出た。
 何とか予定を立てた電車に乗れるかと思ったら、ホームに着くと同時に「ドア閉まりますぅ。」のアナウンスとともに「シューッ」とドアが閉まる。
せっかくの面接なのに、ましてこの雨もあり、少しでも気分良く臨みたいと思っていたのだが、また心が折れ始める。
しかし、現地に余裕のある時間で着く計算なので、1本遅れても大丈夫である。そう思い直し、自分の中のネガティブ感を払拭するよう努める。


 実は今回の面接、痔ろう発覚の数日前に第1回面接をしていて、痔ろう手術の日に2次面接の連絡が来たのである。(!)
そして、この直接のご担当者の方も過去に痔の手術の経験があり、最初の挨拶がてらのコミニュケーションは痔の話で盛り上がった。(苦笑)  面接も終わり、帰宅すると雨も上がり、西の空は夕焼けがきれいでした!
コミック、映画、(歌のタイトルにもあるが)にもある「三丁目の夕焼け」のようなノスタルジィを覚える夕焼けだ。
さしずめ、うちは4丁目なので「四丁目の夕焼け」といったところか。
 
四丁目の夕焼け(070912)

テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

「痔ろう手術・入院記」はじまり

 本日、退院後はじめての通院。医師曰く「良好です。あと1週間くらいで、気になる痛みも治まりますよ。」との事だった。
                                
 さて、この「痔ろう」治療の事の始まりは、8月の2週目(だったと思う)に入ってすぐの日。トイレで用(もちろん「大」である。)を足してトイレット・ペーパーで拭いていたら、「ん…?」。肛門の後ろの方に小さなシコリがあることが発覚。押してみると鈍痛がある。特別に痛いわけでもないしシコリの感触も小さいので見過ごそうかと思ったのだが、当方は求職活動のさなか、「先週末も面接したばかりだし、今後の事を考えると、今のうちなら大事ではないので、一応、医者へ行ってみよう。あとから行って“手術しないとなりませんね。”などと言われる前に診療・薬で治しておこう。先手必勝なり!」と思い、病院へ行くことを決意。
 インターネットによる専門医探しを行なう。昔、渋谷区内のとある肛門科に行った事がある。そこへ行こうかと思ったが、最寄り駅の路線上で無いかと探したところ、良さげな専門科を発見。
 その翌日7日に最初の通院。
 地図を頼りに訪れると、こじんまりした感じながら(実際は周囲に比較的大きな土地が多いので、こじんまりでは無いかもしれないが)清潔そうな建物。受付を済ませ、待合椅子にて待っていると、名前が呼ばれた。診察室に入り診察してもらう。肛門鏡か何か肛門内を診るための器具が「グッ」と入る。イテテ!暑い日で汗かき体質もあるが一気に緊張が走り、顔から汗が噴き出す…。医師が口を開く。「あ~、痔ろうだね。これは手術して取ります。ほっとくとガンになるからね。最低5日から1週間は入院すると思って。とりあえず薬出しておくので、(薬が)切れたら、また来てください。」と言う。「え…?、痔ろう?、手術?、入院?、何?、何なのそれ??」とこれらの言の葉が私の頭と心の中でグルグルと回っている・・・。
 私は小心者な上、痛みにも弱い。それに加えて、今まで40余年で一度も手術・入院をしたことがない。そこへいきなり人生初の手術と入院が痔ろうだなんて。肛門切っての入院生活・・・。挙句、失業中だぞ、今!「余計な時間とお金の出費は避けたいと思い、倹約を心がけている日々なのに。ったく!クソ!」とクソで締めてしまうあたり最早ダメな感じである。(苦笑)
 帰宅してすぐにインターネットで「痔ろう」を検索。色々と参考文献をチェックした結果。
  ①現代医学をしても、痔ろうは手術以外に治療方法がない。
  ②多くの痔ろう患者は、痛くてたまらない、高熱が出る、などでやっと病院へ行く。
  ③術後帰宅できる病院・医師もある。
  ④人によって、術中・術後の痛い・痛くないなどは差があるようである。
 調べて思ったのは、まず「やっぱ、他の専門医にも診てもらおう。」と「術後の麻酔が切れた時の痛みが嫌だな~。」ということであった。
 以前、歯茎の中に半分埋没した親知らずを抜いた際、歯茎の切開や抜歯そのものよりも麻酔が切れた時に襲ってきたあの激痛を思い出した。
 「やばい、あの痛みが肛門に襲い来るなんて、とても耐えられねぇ…」。私はどちらかと言うと忍耐強い方かと思っている。しかし、あの時の痛みは尋常ではなかった!!もうすでに気分はブルーである。
 後日、前述の昔一度行った肛門科へ行くも、結果は同じく痔ろうで要手術であった…。
                                
 今後、引き続き痔ろうの手術・入院の様子を綴っていきます。

軽く自己紹介がてら、

 猛暑記録を更に更新したこの夏も、明らかに秋へと移り行く感がある。この夏の個人的な経験としては、6月末に失業。失業は2回目。年齢と職種、スキルからすると再就職も難しいのが現実。とは言え、何とか仕事を手にするよう頑張らねば、と思っていたら、なんと!「痔ろう」発覚で急遽「手術」・「入院」する羽目に。トホホ…。
 求職活動も小休止して、病院送りになった8月~9月。もう、「よりにもよってこんな時に馬鹿にならない時間と金銭が無駄遣いに、クソッ!」と思った。
 一週間前に退院したばかりだが、退院後、せっかくなので(?)自分の「痔ろう治療」ネタでも書いてみるかぁ~と思い、痔ろうネタを軸に諸々書き綴っていこうかと思っています。

テーマ:自己紹介 - ジャンル:ブログ

はじめまして

テストも兼ねて「はじめまして」。
ブログはじめました。

テーマ:はじめまして - ジャンル:ブログ

プロフィール

さむがい

Author:さむがい
四十路半ばにして大変です…。
現状を打開できるのか?押しつぶされるか?
不器用で小心者ながら、明るく努めたい東京在住の求職活動者。
(現在はフリーランスが数人集まっての起業で仕事再開中。)

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。